サステナビリティ部
Sustainability Department
コンセプト
SDGsファンドの提供
資金の出し手からの要求や投資責任原則の考えから、ESG関連の商品の運用額は今後も増加していくことが見込まれます。一方でESG関連の商品の選択肢は少なく、多様な商品が提供されることが求められています。当部では、法人投資家の皆様のニーズに応える為、SDGs達成に寄与する事業に投資する商品を提供致します。
特色 経済的なリターンだけでなく、社会的リターンも追求
SDGsファンド | 株式出資 | 融資 | 寄附・助成金等 | |
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調達時の ハードル |
社会性の高さが求められる。事業計画に応じて柔軟に利用でき、議決権譲渡も伴わない。 | Exit戦略が求められる。出資者が株主となるため、経営の柔軟性が欠けるリスクがある。 | 担保や保証人を求められることが多い。不確実性のある事業で利用することが難しい。 | 社会性の高さが求められる。 |
経済的 リターン |
対象事業の売上や成果に応じた分配。社会的インパクトの大きさも加味した経済的リターン設計。 | 評価差益+配当金 | 元本+利子 | 経済的リターンなし |
社会的 リターン |
成果に連動する為、社会に与える影響が大きくなるインセンティブが組み込まれる。 | 一般的に考慮しない。 | 一般的に考慮しない。 | 一定の社会的リターンが見込まれる |
背景 潜在的なニーズ
自治体・事業者等
大きな金額を集めたい
数億円~数十億円規模の資金を集め、事業をおこないたい
法人投資家
真にSDGsへ貢献する運用割合を増やしたい
SDGs、責任ある投資家の流れから社会貢献関連に運用額の一部を投資したいが、社会性の高い運用商品の選択肢が少ない。
ご参考 ブレンド・ファイナンス
ブレンド・ファイナンスの可能性
一般的な事業と比較して、社会的リターンが大きな事業は、事業全体の経済的リターンが小さいものも多く、資金調達が困難な場合があります。このような事業に対して、寄付金・公的機関等の補助金や助成金・国際金融機関からの調達コストの低い資金も併用することで、当社のSDGsファンドは投資家への経済的リターンの要求にも応えることができます。
強み
3つの強みが相互に補完し合することで、
優位性を高めます。
ご参考 提供する金融商品・スキーム・リスクとリターン
基本的なスキーム
- 当社はこれまで「セキュリテ」で、主に個人投資家向けに、匿名組合契約によるインパクト投資の仕組みを提供してきました。SDGsファンドは、その仕組みを活かし、法人投資家の皆様にもご参加いただけるように新しく設計するものです。
- 投資家の皆さまは社会的意義の大きな事業を営む事業者に匿名組合出資し、対象事業の売上から分配を受けることで、社会的価値と経済的価値の両方を追求できる仕組みです。
リターン
- 対象事業の売上や成果に連動した分配。(経済的リターン)
- 対象事業成長による社会的インパクト・SDGsへの貢献。(社会的リターン)
リスク
- 投資対象となる事業が失敗すると、経済的リターンも社会的リターンも実現できない。