どうもこんにちは。影山です。
「セキュリテラジオ」なるサイト、はじまりましたが
果たしてどのように育っていくのか、いかないのか…
どうかこれから、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
さて、今日のテーマは、純米酒ファンド。
セキュリテラジオ、第1回オンエア
「セキュリテラジオがはじまります。」の中で
純米酒ファンドについて一部触れさせていただいたのですが
少し舌足らずだったなと反省している点がありまして。
ひとつは、お酒の種類の説明について。
純米酒と吟醸酒を比較してお話しせせていただいたのですが
正確には、純米酒と本醸造酒とを対比させてご説明するべきでした。
[ Wikipedia より 「日本酒」 ]
http://ow.ly/2rYw2
純米酒とは、
精米歩合70%以下の白米、米麹および水だけを原料として製造した清酒で、
香味及び色沢が良好なもの。
本醸造酒は上記に醸造アルコールを添加したものですね。
そして吟醸酒とは
精米歩合を60%以下にまで磨き込んだもの。
中でも、醸造アルコールを添加しない吟醸酒を
純米吟醸酒と呼ぶのですね。
この場を借りまして、説明、補足させていただけましたらと。
そしてもうひとつは、なんで純米酒ファンドができたのか、というご説明について。
ラジオの中では
「醸造アルコールを添加しない分
(使用するお米の量が増え、)原価が高くなるから」
とお話しさせていただいたのですが
これでは、端的に言ってしまうと
「商売としてもうからないから」→「お金が借りられないから」
と受け取られてしまいかねないなと。
もちろんそういうことではありません。
確かに原価が高くなることは事実ですが
それでもそれ相応の付加価値をきちんと受け取り
酒蔵のみなさんは、
それぞれ商売としてきちんとまわしていらっしゃるわけです。
それでは、全量純米蔵を目指す会さんが
純米酒ファンドを必要としてくださった理由は何なのか。
それは、お酒を熟成させる「時間」を手に入れるためです。
かつて、ミュージックセキュリティーズ社が
全量純米蔵を目指す会の代表幹事
神亀酒造の小川原専務にお話を伺った際の
インタビュー録が残っています。
http://www.musicsecurities.com/blog/artist_article.php?ba=b10760a30518
(スタッフ)
「目指す会」として、どうして、ファンドを活用しようと思われたのですか?
(専務)
「全量純米蔵」に転換するために必要となる資金需要をサポートし、旨い熟成された純米酒を消費者の方に届けるためです。
純米酒は、使用する米の量が増えるため原価が高くなります。そして、純米酒の本来の価値を発揮するためには、2~3年間の熟成が必要です。ただ熟成させるということは、製造した年には出荷できず売上をあげられなくなる。
既に熟成酒の在庫を毎年している蔵であれば、毎年2~3年前に製造した純米酒を出荷していけば問題ありませんが、これから転換していこうとする蔵には、そんなこれまでの熟成在庫はないので、次の年の仕込みの資金を得るためには、製造した年に出荷してしまうか、ある程度量を減らすしかない。
これでは、純米酒の熟成在庫がなかなか増えず、熟成純米酒を消費者に届けられなくなってしまう。これが全量純米蔵に転換する上での一つの課題でした。
では、その熟成在庫を担保に金融機関から借入れができるかというと、なかなかこれも難しい。
そこで、こういった純米酒を製造するための米代や熟成期間中などを資金面で支援していただけるのは、純米酒ファンの個人なのではないか、と考えたのです。
(後略)-----
実際に、世で初めて形となった純米酒ファンド「神亀ひこ孫ファンド」では
個人の方々から1口5万円でご出資いただいた資金を元手に仕込米を購入。
お酒を醸造しました。
ファンドの償還は4年後。
つまり、お酒の熟成期間分、待っていただくわけです。
ただし、期間中には出資者特典があり
毎年4月、熟成途中のお酒の小ビンが送られてくるという趣向となっています。
まさに、年々、年ごとの変化を、一緒になって味わえるわけですね。
実際これまでに、こうした純米酒ファンドが8つ形になり
今この瞬間も、日本の各地でお酒の熟成が進んでいます。
ということは、ひょっとしたら
これからもう少し時間が経つ中で
「日本酒は、熟成させたものを飲む」というひとつの食文化が
日本の各地で今以上に見られるようになっているかもしれませんね。